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月光





黄花コスモスとススキ

黄花コスモスは、
母が一番好きな花だそうだ

父はブルーサルビアで、
妹はひまわり
祖母は確か桜草で、
祖父は 庭の柿の木をとても大事にしていた

わたしはなんだろう
一番、、は非常にむづかしいけれど
木蓮かもしれない 紫木蓮

花や草木をみて
誰かを思い出すのは、
心強く それに素敵なことだと
彼岸を前に ふと思う
あ、彼岸花も好きだな 別名:曼珠沙華
夕顔の花ももちろん

(ほら、一番はむづかしい!)





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夕涼み



先月仕込んだ、杏子の蜜煮
それを煮汁ごと凍らせたのを、かき氷風にして食べているこの頃

もうすぐお盆ですね
都内では、七月盆が定着していますが、
実家では やはり八月 

子供の頃に過ごした盆の風景は、今でも鮮明に残っている
薄暗い部屋の畳の上に、
盆提灯の青や緑の光が揺れて
その中を大の字で寝そべるのが好きだった
縁側からは、虫の声と 月明り
夕刻に 祖母が家事の手を止めて
割烹着のまま 玄関先でむかえ火を焚く姿、
盆棚の青々した夏の匂い、線香の匂い

時は過ぎて、
いまは私が むかえ火、おくり火を焚いている
燃える おがらの煙を目で追いながら、
そんな記憶と共に 先祖を送迎できる事が
やっぱり嬉しいし たのしみなのです




近所の和菓子屋さんで見つけた、ちょっと盆提灯みたいな水菓子
今年は、気に入りの香りの線香と、この水菓子を買って 帰ろうと思う







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ユウガオー






夕顔の季節

「夕顔」を屋号に 動き出してからもう数年目
どうして夕顔なの、と聞かれる事がある
ひとつはやはり 夕香の名前に因んで(七夕生まれが由来です!)
そして 夕方から静かに花を咲かせる事、好みの香りだった事、
更に 実も美味しく頂けるという事、
料理につながる事、
夏の植物だという事
(こうして文字にすると結構あるな)
紫式部の「源氏物語」に出てくる夕顔の君は
あまり意識していなかったけれど、
悲しい話や暗い話に惹かれるほうだ
夕顔の君は、常夏(撫子)の君という別名もあるのだとか
撫子の花はとても好き

この名前を大事にしたいと思った というひとりごと





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ヒヤシンス

彼は言った
自分のこの身体が憎いと

確かにそのとおりで、
自分の身体が自分の意志に反し
いう事を聞いてくれない時、それはそれはとても恨めしい

自分なのに自分の顔を 鏡を通してしか
見る事ができないという理不尽さ、不確かさにどこか似ている
 
けれども絶えず
この心臓は動いているし、呼吸もする、体温はあたたかい
生命を維持するという力はほんとうに凄い

歳をとるってどうゆうことだろう
偶然とはなんだろう
答えを求めるでもなく、たまに考える
そんな時、自分の身体が妙に愛おしく よそよそしく感じて
大切にしないとなあと思う

昨日玄関に生けたヒヤシンスが
思わぬタイミングで、すーっと香る
それだけの事で私はとても幸せです

・ ・ ・
そういえば、
太宰治は「パンドラの匣」の最後をこう綴っていたっけ

この道は、どこへつづいているのか。
それは、伸びて行く植物の蔓に聞いたほうがよい。蔓は答えるだろう。
「 私はなんにも知りません。 しかし、伸びてゆく方向に陽が当たるようです。」

・ ・ ・

来年は、
いろんな事を形にしてゆきたい









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夕陽と青い花



もの心ついた頃から 
青い花がすきだ
けれど
ここ最近は、
焦がれるように
青い花に惹かれている

遠いむかしの記憶なのか
小さい手を包む大きな掌

その曖昧さが
さみしくて、ここちいい




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すききらい

自分の好みでない苦手な種類の花について
ふと考えている瞬間があって、
勇気を出してその花達を買う事が
ごくたまーーにある

好きな種類の花は、
生ける時にすんなり生けられるけれど、
そうでない花はやはりむつかしくて時間がかかる

その違和感のある花達は、どうしても意識してしまうから
私の動線にそって様々な角度から視野に入る

アングルによっては、はっと見入ってしまうような事も結構ある


好きや嫌いの中にも、ある程度の余白があるほうが
おもしろいし、救われる事もあるのではないかな
・・・と思う


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