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秋を盛りつけるワークショップ / 前田美絵さんの器にて




料理をする時、ヒントとなるもの

素材そのものの瑞々しさ、生命力。色彩にかたち、かおり

日常の生活でふと心に残った景色、感情

それは例えば、日ごとに色づく柘榴のようすであったり

(柘榴の実は秋の実り、秋の実りといえば何が浮かぶだろう?)

涼しくなった風に混じる金木犀のにおい

(その甘い香りを野菜や果実に例えるなら、何に重なる(近い)?)

少し意識をむけると すぐ近く、身近にあるもの

風は金木犀の香りを運ぶし、どこかで誰かの髪をゆらしてる

そんな当たり前にあること

その豊かさにいつも目をこらしていたい


自分にとって、料理のヒントとなるこれらのこと

実際に手を動かしながら、隣のひとに語りかけるように繋いでいけたら

と、はじめた「盛りつけワークショップ」 です

今回は、前田美絵さんのつくる器に「秋」を盛りつけてゆきます

食と自然を源として 作陶している前田さん

彼女は夏のおわりに

緑深く土と距離が近い場所へ、生活と制作の拠点をうつしました

新拠点から届く初穫れの器たち たのしみでなりません


..


【 秋を盛りつけるワークショップ / 前田美絵さんの器にて 】


旬のお野菜や果実を季節におきかえてみてみると、

いつもとは少し違った ひと皿が出来上がる

ひと皿のなかにでも季節が表せること

その身近さ、豊かさ

「秋」からひろがるイメージを

野菜や果物に重ねて味わう「盛りつけワークショップ」を行います

秋の実りがよく似合う器を、前田美絵さんにご用意いただき

器と素材の合わせをたのしむ時間


本ワークショップは、

ずらりと並んだ 秋野菜や果物から

これという組み合わせを選んでいただき

思うままのかたちに切って

前田さんの大皿へ、秋景色を盛りつけてゆきます

(景色とは、たとえば窓ごしにみる日差しでも、想像のなかの日差しでも

あの時の日差しのなか 食べたものの味わいも、温度も。それは景色(風景))

 

盛りつけ後には、みなさんのお皿のうえのお話に耳を傾けながら

サラダとしてお召し上がりいただきます


※当日は、前田美絵さんの器の展示販売も行っています

詳細は下記をご覧ください


 

<日時> 

10月18(土)

・昼の部  11:00 - 13:30(お食事 12:30位から)

・夜の部  17:00 - 19:30(お食事 18:30位から)

※ご予約を締め切りました


<場所>

rojicafe ato

東京都板橋区弥生町68−1

☎ 03(3956)2254 ※当日のみ直通


<定員>

各回 6 名さま  ※ご予約制

 

<参加費> 

盛りつけていただいたサラダ + ハードブレッド ・季節のスープ・お茶付き

おひとり 3500円

サラダには、自家製番茶オイルや蕎麦茶と木の実のオイル等々

秋野菜と相性のよいオイル・ドレッシングをご用意いたします

※サラダ・スープともに前田さんの器でお召し上がりいただけます


<持ち物>

お洋服の汚れを防ぐエプロンがあると安心です


<ご予約方法> 

夕顔 藤間あてまで、下記mailアドレスよりお申し込み下さい

yuugatanoaoiajisai@gmail.com

件名を「盛りつけワークショップ予約」としていただき、

お名前・ご参加人数・ご希望の部・当日ご連絡のつくお電話番号

差し支えなければご住所 )をご記入の上、送信下さい

*お申し込みいただきましたら、受付完了のメールを返信いたします

*定員となりました時点で受付を終了とさせて頂きます

ご予約後のキャンセルはご遠慮ください

(食材仕入れの都合上、開催一週間前よりキャンセル料をいただきます)


◎ 当日は前田美絵さんの器の展示販売を行います



(画像はクリックで大きくなります)

※スペースの都合上、ワークショップご参加のお客さま以外のご入店は

13:30 - 16:30まで となります。ご了承下さい

 また、翌週10月25(土)26(日に 同スペースで営業する 

「たち呑み屋 夕顔」店内でも、引き続き器の販売を行います

(たち呑み屋ご利用以外のお客さまもご自由にご覧いただけます)

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秋野菜や旬の果物は、その存在自体が「季節」のよう

その色形で絵を書くように

それはもうひと皿の秋景色

正解のある形ではなくって、自分らしい形

自身と距離の近いひと皿が

日常で四季を愉しむ入口となったらとてもうれしく思う

そこからひろがる些細なさまざまは、

きっと「いつも」をより豊かにしてくれる


もしも「こんな風に盛り付けたいのだけれど、どうしたら?」

ということがありましたら、どうぞお気軽にお声をかけてくださいね

盛り付けのコツのようなものをお話しながら、

その人らしいひと皿を見つけるお手伝いをさせていただけたらと思っています


秋の最中に、ご一緒できますように


◎ 前回行った「夏を盛りつけるワークショップ」の様子はこちら




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| おしらせ | - | - |
9月の「たち呑み屋 夕顔」と、葉月のこと










9月の「たち呑み屋 夕顔」は

27(土)に、はじまりの時間を早めて16時から22時まで オープンします

今月は、深まる秋の「色と実り」によせて


黄色や茶、橙、紅。 深みのあるあたたかな色

実る甘みとコク、秋野菜や旬魚がたくわえる美味しさ の繋がり

どこか懐かしくて想いふける季節

(食欲、芸術、読書の秋へからめ

目で見て 手にしてたのしめる品々も用意したいな)


飲みものは、スパイスをきかせたホットワインや、

コクを感じる純米酒などなど、料理にあう秋味をそろえますよ


..


ここからは、

先月の「葉月」のたち呑み屋  について綴ります

8月の異称で、今も残る美しい月名

夏と秋の絡まる時間 をイメージして品書をたてました

             

・トマトと太陽の蕎麦茶オイル和え

トマトと太陽(プラム)の瑞々しさに、豊かなコクの自家製蕎麦茶オイルが絡みます

  

・菊花の三杯酢

九月九日、陽の重なる節日。季節香る菊で邪気払い

     

・金時芋の番茶粉ふき芋

甘い実り、天日干し番茶の香ばしさをまぶして

    

・無花果と高野豆腐の炊合わせ

夏果と秋果の間の無花果、お出汁とお醤油しみ込む贅沢な炊合わせ


・豆鯵と谷中生姜の唐揚げ

芳しくふっくらと。揚げたての晩夏を召し上がれ

        

・新秋刀魚と甘長唐辛子のマリネ

初秋の風情、鮮度のよい新秋刀魚の甘みと甘長のさわやか


・菊花と小海老茶飯の出汁茶漬け

高貴、吉祥を意味する菊花。お出汁の効いたお茶漬けへ、清らかを


お酒は、

菊花を浮かべた色香を辛口純米酒にあわせた菊花酒

(どうか長寿でありますよう)、

枸杞の実・木の実・菊花を赤ワインに漬け込んだサングリア、

エビスビールに、自家製梅酒などなど あわせましたよ


月の満ち欠けみたいに、日に日に夏から秋へうつりゆく

季節の変わり目は そわそわしますね


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「たち呑み屋 夕顔」 は、

ひと月にいちど rojicafe ato にて開店している

季節のおつまみメインの呑み屋です


季節野菜のお惣菜、旬魚のおつまみ、〆のごはんもの、

個性ある純米酒、おビール、果実酒 etc..

と ご用意いたしております

(ノンアルコールもすこし揃えています)


小さな店内ではありますが、

粋にぐいっとお気軽に 愉しんで頂けましたら幸いです


・お惣菜 ひと品 400円から

・お酒各種 500円から

※チャージ料は頂いておりません


/////

9月の日時、

9月27(土)

16:00 - 22:00  

※9月は土曜日のみとなります(L.Oは30分まえ)


場所、

 rojicafe ato

 東京都板橋区弥生町68−1

 03(3956)2254 ※営業日のみの直通となります



地図・クリックでおおきくなります

新宿・高円寺・王子・赤羽からはバスも便利です


*お席のご予約も承っております*

下記アドレスより、メールにてお願いいたします

件名を「たち呑み屋予約」としていただき、

お名前、人数、当日ご連絡のつくお電話番号、ご予約日時をお知らせください

折り返しのご連絡をさせていただきます

yuugatanoaoiajisai@gmail.com  (夕顔 藤間宛てまで)

※当日15時以降のご予約は、上記電話番号より承ります


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視覚と味覚と温度にかおり

rojicafe atoの空間へ、季節を詰めて

みなさまのお越しをお待ちいたしております





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| おしらせ | - | - |
ふり返る、夏を盛りつけるワークショップ





秋のはじめに、

ふり返る「夏の盛りつけワークショップ」のこと


身近なところから、巡る季節のお愉しみ

自然が織りなす美しさを 日常へ


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同じ景色をみても、目にうつり肌に残る記憶がそれぞれ異なるように

その人だけの記憶や景色がある

同じ野菜を使っても、選ぶ組み合わせや切り方ひとつでいろんな表情がうまれてく

その人らしい「ひと皿」



久しぶりの盛りつけワークショップ、実はとても緊張して挑んだのですが

みなさんのひと皿のうえ、ほんとうに個性が溢れていて

密度の濃い集中の時をすごせました

わたし自身も、はっとさせられる時間に感謝です




ずらりと並ぶ夏野菜たち

ここから景色をたててゆきます

景色とは、

たとえば窓ごしにみる日差しでも、想像のなかの日差しでも

あの時の日差しのなか食べたものの味わいも、温度も、

それは景色(風景)


(わたしがこの日、ひと皿へ盛りつけた景色はこんな風でした

真夏の日差し その光を反射した水面のゆらめき

手で水を掬う、ひんやりと心地よい透明感

掬ったお水に、お野菜の瑞々しさと透明感を重ねてみる

思い浮かぶのは胡瓜と水茄子

それぞれ、手でばりっと割って

その瑞々しさを引き立てるようにひと皿へ

ここへ砕いた氷をちらしてみたり

はねた水滴も垂らしたオイルの艶めきも、水面のゆらめき)

※一番うえの写真がそのひと皿 / 水茄子や胡瓜は手で裂くように割ってゆくと

口の中で水分がひろがりやすく より瑞々しく食べれます

 


夏野菜や旬の果物は、その存在自体が「季節」のよう

その色形で絵を書くように

それはもうひと皿の夏景色


正解のある整った形ではなくって、自分らしい形

自身と距離の近いひと皿が、

日常的に四季を愉しむ入口となったらとてもうれしく思う

そこからひろがる些細なさまざまは、

とても美しく豊かであると思うのです

だから「教室」ではなくて「ワークショップ」


もしも、

「こんな風に盛り付けたいのだけれど、どうしたら?」

ということがありましたら、どうぞお気軽にお声をかけてくださいね

盛り付けの「コツ」のようなものをお話しながら、

その人らしいひと皿を見つけるお手伝いをさせていただけたらと思っています


つづく「秋の盛りつけワークショップ」は

10月18(土)に予定しています

次回は「器」にもおたのしみがありますよ


どうぞどうぞおたのしみに




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