夏の旅、2日目は
立川にある、美味しいパン屋さん「シンボパン」を器に
「コロッケが五十二」、「あるジャム屋の話」が料理されましたよ
一品目「コロッケが五十二」
お肉屋の娘、おかっぱ頭の可愛いこふきちゃんは、
両親が留守の間にはじめてのコロッケづくりに奮闘、
そしてなんとコロッケになってしまいます!
(最後はお母さんの腕の中で無事人間にもどれますよ)
佳永さんの朗読で、物語がはじまると
こふきちゃんの姿が目にみえるようで、とてもたのしい
かげやまさんの音色も軽やかに弾みます
わたしは肉屋のおかあさん
お肉やの自慢のコロッケを物語のタイミングにあわせてあげてゆきました
揚げ物の音、匂いも景色となって、
現実にも現れる熱々のコロッケ
..
二品目の料理は「あるジャム屋の話」
森の中でひっそりジャム屋を営む男と、美しい鹿の娘の ジャムを巡るお話
鹿の知恵は神の知恵!
娘は百の花を食べ、百の泉の水を飲み、呪文をとなえて人間の姿となってゆきます
佳永さんとかげやまさんが奏でる空間に、
風の音、森の涼しさ、甘酸っぱい果実の香り
淡い純愛が広がってゆきました
夢のようにおいしいジャムと、娘の手描きのレッテルがはられた森野屋のジャム
ブルーベリーの庭や泉の絵、鹿の娘の衣装など
Ricco.さんの美術もさすがで いつも見入ってしまいます
(Ricco.さんも、三箇所とも絵・衣装でご参加されています)
そしてお次は、いよいよ最後の旅
青梅の水辺へ 木々のなかへ
ねじまき雲さんの空間も、ある仕掛けが待っていますよ
ご予約、おあとほんの数名お受け出来るようす
詳細・ご予約は東山佳永さんのサイトにて
..
photo:(c)Kae Touyama
掲載画像の無断転載・複製を禁じます