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土といきもの展







ポポタムさんにて、

6月7日(金)からはじまる「土といきもの展」

会期中 15日(土)の「トークとライブとサラダの夕べ」に参加します


わたしは、自家製の番茶ドレッシングを携えて

自然農園レインボーファミリーさんのお野菜でサラダをこしらえます

丹精してつくられた土からうまれた、すくすく生き生きしたお野菜たち

その力強さと向き合いたい


...


「土といきもの展」

67日(金)〜18日(火)

会場 ブックギャラリーポポタム

12〜19時 13日(木)休廊 入場無料

金曜は20時まで 最終日は17時終了

※15日(土)はイベントのため展示は16時まで


参加作家:

市居みか きくちちき こしだミカ(陶)しのづかゆみこ チャンキー松本

どいかや 中沢美帆 西村繁男(絵皿) 廣谷ゆかり(陶)
山福朱実 丸木ひさ子 ミロコマチコ
特別展示:丸木俊 丸木スマ


東電原発事故後にもっとも気になったのが

以前取材や稲作体験で足を運んだ東日本の有機農家のことでした。
人は逃げられるし、食べ物は忌避することができるけれど
丹精してつくってきた土は、ミミズやモグラはどうなるの?

今展では、土の匂いを感じるような作品を描く絵本作家さんの絵と、

土から生まれた陶器の展示販売を行います。

また東日本で土づくり、野菜づくり、

食に携わる方々の活動や本の紹介もしていきたいと思います。


※6月15日(土)17〜19時

「トークとライブとサラダの夕べ」

自然農園レインボーファミリー(野菜) 柳瀬徹(本)

ひとつ屋根の下(歌) 夕顔(ドレッシング)

参加費1500円(先着30名、サラダ付)

ご予約はブックギャラリーポポタムまで


【ブックギャラリー ポポタム】

東京都豊島区西池袋2-15-17

03-5952-0114

popotame@kiwi.ne.jp


...

先日、

流山市の 自然農園レインボーファミリーさんに打ち合わせに行き、

農園を案内していただきました



写真は、大きくなりすぎて販売用にはまわさないお野菜たち


けれど みんな生き生き瑞々しく、味も濃くってほんとうにおいしい

農薬、化学肥料はつかわず、

農園で飼われている鶏たちの鶏糞からつくられた有機肥料育ち

畑をすみずみまで案内していただきました

その場で少しちぎって味見させていただいたり、自分で抜かせていただいたり

土と野菜にふれ、私自身も本当に生き生きさせて貰った日

水菜、ルッコラ(お花も)、チンゲン菜花、大根の花、大根、あやめ雪かぶ、

しわしわじゃが芋(これが美味)、産んでまもない卵もお土産にいただきました


早速料理を、




写真は、右上から時計回りに

「かぶと水菜と大浅蜊の炊いたん」

「平飼い鶏の卵の汁もの」

「あやめ雪かぶの焼きもの」

「ルッコラと大根としわしわじゃが芋の塩ラタトゥイユ」



野菜の味がそれぞれ濃く、甘く、身体の芯まで沁みこむ



「土といきもの展」

みなさまのお越しをお待ち致しております





| おしらせ | - | - |
日々のなかの真鍮に ある春の料理を、のこと









「日々のなかの真鍮に ある春の料理を」

自分にとって とても大切な展示会・食事会でしたので、

ここにこうして書くまでに 時間がたってしまいました

 

お越しくださいました皆様、

あらためまして 本当にありがとうございます

 

今回のこの展示会では、

自分が料理で表してゆきたいことのかけらがたくさんでした

yutaさんの真鍮作品を通して、かけらはカタチとなり、

また、なお自分のこころへ深く根ざしたように思います

 

静けさ、翳り、瑞々しさ、

季節はめぐる 重なる、

はかなさ、記憶と日常の結び目のような

自然のうつくしさには叶わないということ

使い込まれた説得力ある美にも、やはりかなわないということ

けれど そこには

励みと、創作への意欲が沢山詰まっています

溢れるように 敬意を払うように

 

yutaさんとご一緒できたことに本当に感謝です

 


下記は、食事会の品書きと食事会の風景


・お品書き


 <食前酒 / 八朔のサングリア>

 スペイン産の軽やかな白ワインに、八朔の清々しい酸味と香りを合わせました


<春の前菜 三種盛りあわせ>

・こごみと山うど芽の青煮

くるりとした姿愛らしく、なめらかな食感のこごみと、野性味溢れる山うど芽を

澄んだかつを出汁で緑を生かし 青々と仕上げました

・新じゃが芋の木の芽味噌焼き 

木の芽で香りをたてた甘辛のお味噌を、新じゃが芋に絡め じゅわっと焼き色を付けました

・ふきのとうと、行者にんにくの天麩羅

ふきのとう、行者にんにくの芽吹きの香味を、揚げたての天麩羅で召し上がれ


<菜の花とたらの芽、鰆の春かぶら蒸し>

瑞々しい緑のほろ苦さ 菜の花にたらの芽、鰆の上品な旨味、しっとり甘い春かぶら

かつをのお出汁で仕立てたあんが優しく包みます


<筍ごはん>

柔くかぐわしい新筍を昆布のお出汁で炊き上げました  ひと粒ひと粒にしみ込む春の味


<香の物もの / 新牛蒡の醤油漬け>

歯触り豊かな新牛蒡を、お醤油でこっくりと漬け込みました


<真鰯つみれと根三つ葉のお吸いもの>

鮮度のよい旬の真鰯を、ふわりとしたつみれに仕立てました

根三つ葉のさわやかさを浮かべた、味わい豊かなお出汁がひろがります              


<蓬羹と黒糖羹>

懐かしい草のにおいと、透明感のある自然な甘みをおたのしみ下さい

<献上加賀棒茶>

一番摘みの茎を炒りあげた、香ばしさ贅沢な棒茶です



食事会の最後には、各回ともyutaさんによる真鍮器のお手入れ実演がありました

こちらは現在動画制作がすすんでいるのです

(詳細は、またこちらでご紹介しますね)


..


料理をすることとは違う頭をつかう、企画をたてるということ

緊張でした  とてもとても

 

学びも反省もありました

それは、次への約束に

 

ある春ははじまり

そして初夏へ 

 



<撮影:布田文子




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