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小料理 夕顔 「菊」、ありがとうございます



菊の節句の宴へ
お越しくださいました皆さま、
誠にありがとうございました!



緊張を、たすきと共にキュッとかけ、
背筋が伸びる有り難いひととき

お出しさせて頂いたお料理は、
菊の節句と実りの秋に想いを馳せ拵えた品々です
<お品書き >
・菊酒
青森の純米酒「作田」に菊の香りを浮かべました

・無花果の自家製番茶オイル和え
無花果の肉厚な華やかさを、香ばしい番茶オイルと
カシューナッツの優しい甘みで引き立てました  

・新秋刀魚の香り漬け
旬の新秋刀魚をカラリと揚げて、
八角と生姜で香りを付けた
出汁醤油にじっくり漬けこみました

・紫芋と炙り豆腐の菊花葛あん
上品な甘みと色みが美しい紫芋と
こんがり炙ったお豆腐を、菊
薫る葛あんがふわりと包みます

・菊花と黒糖白玉のお吸い物
菊の凛々しい香りを主役にしました コクのある黒糖白玉が脇を固めます

・銀杏のおこわ
銀杏のほろ苦さが色を添えるおこわです かつを出汁で炊き上げました








菊の節句は、陽(奇数)の最大数が重なる
九月九日に行われる行事です
(重陽の節句とも呼ばれる)
古来中国ではこの日、茱萸(しゅゆ=ぐみの実)
麻袋に入れて丘や山へ登り、
菊の香りを移した菊酒を酌み交わして
長寿を願う風習があったそうです
これが日本に伝わり、平安時代には宮中行事として、
詩を詠み、菊酒で穢れを祓い長寿を願ったといわれています

この日皆さまと飲んだ菊酒、、
どうか長寿となりますように!


〇小料理夕顔「菊」の詳細はこちら





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八月の会、ありがとうございます
 
お越し下さいました皆さま、
誠にありがとうございました!

祭りの賑やかさと静けさと

 

なつかしいひとを想い、
手を合わせる気持ち


季節の美しさ

その尊い事

 

そんなあれこれを

蝶々結びですっとむすんだような

八月の会となりました






<祭りの風情と夏の終わり御膳・お品がき>
・吉野葛きりと彩りとまとの三杯酢

葛粉の本場 奈良県・吉野の葛きりを使用 瑞々しく豊かな歯触りの葛きりと、

ぼんぼりに見立てた色鮮やかなトマトに、コクのある三杯酢が絡みます


・焼きもろこし

夏祭りの境内にて、ガブリと広がるあの懐かしい芳ばしさ


・式部茄子と坊ちゃん南瓜のみたらしあん

残暑の景色に映えるお野菜 ふわふわの果が特徴の式部茄子と、

小ぶりで甘い坊ちゃん南瓜をさっくり揚げて、みたらしあんを合わせました


・結び稲荷さん
たっぷり煮汁で炊き上げたお揚げと、さっぱり酢飯のお稲荷さん

その愛嬌のある神々しさを、丁寧に「結び」ました 


・あおさのりのお吸い物
香り高いあおさのりが、かつをのお出汁によく合います  
愉しげな花麩を浮かべました


・巨峰寒
出店のあんず飴を想い、季節の果物・巨峰で涼やかに見立てました

・足助の自生茶

愛知県・東加茂郡足助町の山に自生するお茶の木を、枝ごと蒸して

天日干しされた滋味深い味わいのお茶です


まきこさんの作品たちは、
一針一針縫いあげた
白や生成りの刺子布巾や
桐箱の中の室礼セット
水にうかぶ愉しげな花々などなどなど
凛とした通り道が見えるような(?)
それはそれは素敵な展示でした



またの日を
おたのしみに!


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