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おせちの彼是




おせちを仕込んだ年末から
年が明け、はや1週間と少しが過ぎました

今年もどうぞ宜しくお願い致します

おせちの事をすこし書きます
そもそもおせちとは、宮中のお節供(おせちく)という行事からきています
お節供とは、1年のうちの節日に神さまに神饌を供え祭ったもので、
その行事が民間へと広がり、江戸時代の粋やユーモアを凝縮した
庶民の文化として開花されたものが、
現在のおせち料理のはじまりといわれています

確かに、お料理のひと品ひと品に粋やユーモアがたくさん
例えば、
・黒豆・・・まめに暮らせるように
・田作り・・・(材料の片口イワシは江戸時代の高級肥料として
       使用されていた事から)豊年豊作祈願の意味をもつ
・紅白なます・・・お祝いの水引をかたどったものとされる
などなど
人や自然への想いや祈り、(特に)その人間臭さ!
がなんとも可笑しくていとおしい
私は「粋」な事に弱いです。。

おせちの支度をしていて、
身の引き締まる静かな感覚や満たされる気持ちは、
そのように長年受け継がれた
人々の願いが込められているからなのですね、
きっと


煮込み中 左→金柑の蜜煮 右→黒豆煮


壱の重
   「 栗金団/伊達巻/松前漬け/黒豆煮/田作り/
      昆布巻き/百合根の麦みそ田楽/紅白蒲鉾 」


弐の重
   「 鱈のかぶら蒸し/七種の野菜のお煮しめ/
      柚子の香り紅白なます/紅心大根の甘酢漬け/
      牛蒡の金平/酢れんこん/金柑の蜜煮 」


沢山の御注文、誠にありがとうございましたっ





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