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菊の節句を祝う




小料理 夕顔 「菊」へ おこしくださいました皆さま、
まことに ありがとうございました!
菊の宴は、
菊酒を酌み交わす事から はじまります
「どうか長寿でありますよう、、」
(この時、お客さまの ふふっとした表情をみるのが嬉しい)

そしてそして、
この度の 菊の節句と 秋の実りによせた料理はこちら


<菊酒>
深くまろやかな味わい・滋賀の純米酒「琵琶の長寿」に ひらりと浮かぶ菊の花びら、広がる香り


<菊花の三杯酢>
凛々しい菊のその色香を、古くより伝わる味付け「三杯酢」で、余すことなく召し上がれ
菊から伝わる 引き算の美しさを表しました


<無花果と里芋の黒糖煮>
無花果の瑞々しい果肉感と、ほのかな花のような香り  ほっくりとした里芋の甘味とともに
黒糖をからめた かつを出汁ベースの煮汁で炊いた 素材の風味愉しいひと品です


<真鱈と茸の酒蒸し すだち添え>
走りの真鱈(下ごしらえで 軽く塩焼き / 旨みをぎゅっと凝縮させました)と、
たっぷりの茸を 日本酒のきりりとした甘みで蒸し上げました
素材のお出汁は何よりのご馳走です すだちの清々しさと共におたのしみください


<菊花と豆腐白玉のお吸い物>
主役は菊の色香 絹ごし豆腐で練った白玉の 自然な甘みが脇を固めます


<鳴門金時の炊き込み御飯>
「甘く熟れた蜜のよう」になるまで、食べ頃を待った鳴門金時を使用
(徐々に色づく紅葉を待つような心持ち)
かつをのお出汁と天然塩、有機丸大豆のお醤油で炊き上げた 秋の実りの御飯です


今回、リトルコさんが「菊」の為にご用意してくださった甘味物は「かぼちゃぷりん」
ほっくりした甘みとぎっしり感、シナモンの香りがきいた それはそれは美味なるぷりんでした!
(小料理 夕顔では、お飲み物と甘味物は リ トルコさんが担当しておるのです)

・・・
九月九日、菊の節句
五節句のうち 一番最後の節句です

古来中国ではこの日、しゅゆの実を麻袋に入れて、丘や山へ出向き
菊の香りを移した 菊酒を酌み交わして 長寿を願う風習がありました
この習わしが日本へ伝わり、
平安時代には宮中行事として 詩をよみ 菊酒で穢れを祓って長寿を願いました
また、菊の被綿(きせわた)といって、
節句前夜に 菊の蕾に綿をかぶせて、菊の香りと夜露をしみこませ
翌朝に その綿で身体をなで、長寿を願ったともいわれます

溜息が漏れるほどに なんて雅なんでしょ、、
そんな節句の背景や風情、
絶やさず繋げてゆきたいな

おとついは十五夜でしたね
黄花コスモスとススキを飾って ささやかにお月見をしました
季節を意識しながら 日々を過ごすこと
わたしにとって、その豊かさは計り知れない!
植物をそっとなでるような、柔らかな心持ち
(そして少しのさびしさもまた)


さてさて お次は、
「たち吞み屋 夕顔」です!
みなみなさまのお越しを お待ちいたしておりますよー







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