ARCHIVES
CATEGORIES
<< 三月、桜へ / 十二ヶ月の料理と酒 夕顔 | main | 言葉からひろがる / 如月 >>
夕顔の食事会 ・ 冬 - 季節の情景を料理に宿す - のこと

 

 


目に映る
凛とした静けさ
 
枯れた木々の
佇まい
植物の濃い緑
 
土の下には
やがて来る 春が
眠っている

 

 

 

 

 

2月16日

nice things.  / オフィス1階のギャラリーにて行った

「 夕顔の食事会  - 冬 - 季節の情景を料理に宿す 」のこと

 

 

 

キッチン、ギャラリースペース、ショップスペースのある建物に

オフィスを移された nice things. さん

食にまつわる記事の、

生き生きとした鮮やかさは、頁をめくる愉しみのひとつ。

以前、夕顔を取り上げていただいた縁もあり、食事会のお話をいただきました。

この日は、nice things. さんの取材関係者さまを招いた会。

 

.

 

 

「この新たな場所( 箱 / スペース )で、これまでの縁を繋ぐような時間を作っていきたい」

打合わせ時に仰っていた言葉と、これからの構想にワクワクとした。

その第一回目を、夕顔にお声がけいただけたことがとても嬉しい。

 

「季節」と「箱」を象徴にした会。

私の想う「冬」の色を、大きな「箱」から、

ひとりひとりに「季節」を取り分けてゆくような時間にしたい と、

イメージはすぐにふくらんだ。

 

器やテーブル周りのものは、

nice things.さんがこれまでお付き合いのある企業さん / ブランドさんの品を中心に、

私が愛用しているものも織り交ぜ、食事会のイメージを共有していった。

参加者さまへ配布するDM用に、料理の撮影からご一緒できた時間も嬉しく思う。

ひとつひとつ、かける時間と手間を大切にし、共有することはとても大事と思うのだ。

 

箱から季節を取り分ける演出は、

以前より意識していた 「手元を見てもらう」ということにも繋がる。

客席の中央で、参加者さまひとりひとりの大皿へ各料理を盛り分けて行く。

あらたな挑戦。

最高の緊張と、高揚だった。

 

.

 

品書き

ひと皿 / 箱 から届ける季節の姿・色、香り。

冬を連想させる四つの色を軸に、情景を料理に宿す。

手元から、季節を取り分けてゆく。

 

 

・白い冬野菜と出汁寒天の黒胡麻オイル和え

肌に触れる空気の清涼。雪の降る前のような、しんとした無彩色の世界

「 白 」と「 黒 」の料理

器:KINTO atelier tete

 

・根菜の飴掛け

葉を落とした木々の静けさ・硬質な佇まい

数種の根菜を枝に見立てた「 茶 」の料理

器:石川隆児  /  加藤かずみ

 

 

・鰆の香り揚げ  法蓮草のソース

寒気から身を守るように、濃く色付く植物。奥行きのある生命力・滋味

冬「 緑 」の陰影

器:ACTUS  VINTAGE WHITE COLOR ディナープレート

 

・山菜のちまき

春へつなぐ

土の下には、芽吹きの気配

野性味・甘みを召し上がれ

 

テーブル上の光と影

彩ってくださったのは、

はいいろオオカミ + 花屋 西別府商店さん

打ち合わせ時に料理のことを話した際、

すぐにイメージを連ね、当日、見事に表して下さったのが嬉しかった。

磨かれ艶を帯びた椿の葉、一枚一枚。

風の通り道のように静かに凛とした表情を作る。

解いたラナンキュラスの白が、今も胸に残る。

 

.

 

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

いただいた言葉、大切に思います。

 

描いたコンセプトを、みるみる広げてくださった nice things. さん。

互いにとって「 はじめての試み 」は、きらきら初々しい種のよう。

感謝を込めて。

そして、またの季節にご一緒できるのをたのしみにしています。

 

 

蝋燭: sheep
.
撮影:Yoko Tagawa(horizont)
テーブル装飾:はいいろオオカミ + 花屋 西別府商店
.
| - | - | - |