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おせちのこと

夕顔のおせち / 白磁重箱:田村文宏

 

 

新年あけましておめでとうございます

本年も、夕顔をどうぞよろしくお願いいたします

 

おせち作りに集中した年末、

気づけば干支をひと周り

12年目のおせち作りでした

 

本年より

定番の桐重箱に加え、

白磁の重箱を田村文宏さんにお願いしました

 

田村さんの器はわたし自身、

公私ともに長く愛用しているもの

料理を力強くも、穏やかに受け止めてくれるその器たち

大きな信頼がありました

 

お重をお願いするにあたり

昨年、初夏に訪れた田村さんの工房

 

田村さんの仕事場、その動線が見える場所で

お重について話せたこと

今もよく思い出す時間

 

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夕顔のおせちへよせ判から彫っていただいた

印花の美しい吉兆文様

窯場の前の田んぼになる 大豆灰から作られた釉薬の、表情豊かな白

おせちを召し上がっていただいたあとも

日々の料理を受け止めてくれる「器」として愉しんでいただけるよう、

サイズ感・厚みも拘りました

 

日々の食卓では、

お惣菜やおむすびなどに / もちろん一品料理にも蓋があるのが嬉しい

 

そして、各重箱へよせ

いわもとまきこさんにお願いした

風呂敷の喜びも

 

一枚一枚、手縫いで仕立てられた

てのひらの温もりと、風を通すような柔らかさ

 

料理を詰めたお重をつつむ / 結ぶ

わたしの手からお客さまの手へ

合図のように

間合いを整えてくれる布

 

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おせちを作っているときは

ひとつひとつ、旬のおいしさと縁起を結ぶように

お重に詰めるときは

ハレの料理の姿形・色香に、めでたさを重ねてく

京都・福知山の紅大根 自然の成す色。とても好きな色

よろこんぶ、ひとつひとつ結んでゆく。紐となる干瓢は、夕顔の実より作られる

 

金柑蜜煮 / 国産檸檬の酸味と香りが、その味わいを引き立てる

立派な鳴門金時 / 梔子の実を砕いて、穏やかな色味・甘みの金団に

炒った木の実たちは、田作りの名脇役

出番を待つ、桐重箱たち

 

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また今年も、

定番の桐重箱に加え

田村文宏さんによる重箱のご用意を予定しています

風呂敷は いわもとまきこさんに

 

そしてわたしは、

13年目のおせち料理を ひと品ひと品拵えよう

 

毎年の歓びを重ね

続けること

 

季節に、めでたさを見るように

 

 

 

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