ARCHIVES
CATEGORIES
<< 日々のなかの真鍮に ある春の料理を、作品(4/25) | main | 土といきもの展 >>
日々のなかの真鍮に ある春の料理を、のこと









「日々のなかの真鍮に ある春の料理を」

自分にとって とても大切な展示会・食事会でしたので、

ここにこうして書くまでに 時間がたってしまいました

 

お越しくださいました皆様、

あらためまして 本当にありがとうございます

 

今回のこの展示会では、

自分が料理で表してゆきたいことのかけらがたくさんでした

yutaさんの真鍮作品を通して、かけらはカタチとなり、

また、なお自分のこころへ深く根ざしたように思います

 

静けさ、翳り、瑞々しさ、

季節はめぐる 重なる、

はかなさ、記憶と日常の結び目のような

自然のうつくしさには叶わないということ

使い込まれた説得力ある美にも、やはりかなわないということ

けれど そこには

励みと、創作への意欲が沢山詰まっています

溢れるように 敬意を払うように

 

yutaさんとご一緒できたことに本当に感謝です

 


下記は、食事会の品書きと食事会の風景


・お品書き


 <食前酒 / 八朔のサングリア>

 スペイン産の軽やかな白ワインに、八朔の清々しい酸味と香りを合わせました


<春の前菜 三種盛りあわせ>

・こごみと山うど芽の青煮

くるりとした姿愛らしく、なめらかな食感のこごみと、野性味溢れる山うど芽を

澄んだかつを出汁で緑を生かし 青々と仕上げました

・新じゃが芋の木の芽味噌焼き 

木の芽で香りをたてた甘辛のお味噌を、新じゃが芋に絡め じゅわっと焼き色を付けました

・ふきのとうと、行者にんにくの天麩羅

ふきのとう、行者にんにくの芽吹きの香味を、揚げたての天麩羅で召し上がれ


<菜の花とたらの芽、鰆の春かぶら蒸し>

瑞々しい緑のほろ苦さ 菜の花にたらの芽、鰆の上品な旨味、しっとり甘い春かぶら

かつをのお出汁で仕立てたあんが優しく包みます


<筍ごはん>

柔くかぐわしい新筍を昆布のお出汁で炊き上げました  ひと粒ひと粒にしみ込む春の味


<香の物もの / 新牛蒡の醤油漬け>

歯触り豊かな新牛蒡を、お醤油でこっくりと漬け込みました


<真鰯つみれと根三つ葉のお吸いもの>

鮮度のよい旬の真鰯を、ふわりとしたつみれに仕立てました

根三つ葉のさわやかさを浮かべた、味わい豊かなお出汁がひろがります              


<蓬羹と黒糖羹>

懐かしい草のにおいと、透明感のある自然な甘みをおたのしみ下さい

<献上加賀棒茶>

一番摘みの茎を炒りあげた、香ばしさ贅沢な棒茶です



食事会の最後には、各回ともyutaさんによる真鍮器のお手入れ実演がありました

こちらは現在動画制作がすすんでいるのです

(詳細は、またこちらでご紹介しますね)


..


料理をすることとは違う頭をつかう、企画をたてるということ

緊張でした  とてもとても

 

学びも反省もありました

それは、次への約束に

 

ある春ははじまり

そして初夏へ 

 



<撮影:布田文子




| 日々のなかの真鍮に ある春の料理を | - | - |